家畜診療におじゃましました

「評判になってるよ」 3月26日(金) 晴れ時々雨か雪 京丹波町

 今回は、南部基幹家畜診療所の日下部和彦先生の診療におじゃましました。京丹波町の肥育農家で子牛の去勢手術を行った後、あと4日で酪農を辞められるという方にお話を伺いました。

  
手術 手術

1.阪田さん方  (肥育牛7頭(子牛を含む))
 阪田さん方では、今回、5.5か月の和牛の去勢手術を行いました。
 肥育牛の場合、脂ののった柔らかい肉質を作るため、ほとんど雄子牛に去勢を行います。去勢を行う時期は生後5か月から6か月のころが最適ですが、今回は少しビッグサイズ。全身麻酔をして寝かせますが、暴れる足をしっかり固定できない場所だったので、少し大変そうでした。
 立ち会ったのは、阪田映子さん(51歳)、澄子さん(28歳)、浩勝さん(27歳)のご家族3人、普段は映子さんと澄子さんが主に世話をしているそうです。
 浩勝さんは、「普段は仕事をしているので、手伝うのは久しぶり」と話していますが、さすが男手。暴れる牛の足を縛り、日下部先生が手術できるよう牛の足を支えていました。

  

2.西田昭巳さん(69歳)
 「昔から70歳になったら辞めると宣言しとったけど、1歳早い69で辞めることにした」と西田さん。「余力があるうちに辞めんとあと何にもでけへんから」と元気いっぱいでした。
 29歳の時に乳業メーカーから酪農家に転職して40年。「あの当時は餌代が3で利益が7という割合やった。サラリーマンの2倍は稼げとったで」と振り返りました。「今は餌代が高いからな。でも、酪農はやり方次第や。まじめにやってたら儲かる」と断言されていました。「40年間赤字もなくやってこれたのは、へたり(死廃)を出さんかったしな。あと借金せんのが一番!ワラをあちこちから購入して回っていた時は、倒れそうなくらいしんどかった。でも一番儲かっとったな。若い時分やし出来たんやけど」と大笑い。
 「30歳前後の人やら園児やら若い連中がよく体験しにくるんや。元気をもらうし、それは一番楽しいな」とニコニコ話す西田さん。「来る度に「おっちゃん辞めんとってや」といわれるのが、ひとつ心残りやけどな」と話されました。
 「診療がNOSAIの先生になって、評判になってるよ」とも話してくれました。


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