農業共済新聞の紹介

今週の近畿版

2020年1月1週号

農家の心意気を新年に

荒木 剛一さん 福知山市

荒木さん

丁寧に編み上げる荒木さん

しめ飾り

上から順に「ゴンボ」、中段右が「メガネ」、下段2つは「神棚用」

 年末はしめ飾りの出荷に向け忙しさが加速する福知山市の荒木剛一(こういち)さん(77歳)。もち米の稲わらを使い、玄関用の「ゴンボ(ごぼう注連(じめ))」100本、「メガネ」200本、神棚用35本のしめ飾りを製作する。
 綾部市のJA京都にのくに農産物直売所彩菜館から出荷を頼まれ、本格的な生産を始めて6年目。10月中旬からしめ縄を編み始めるが、ミカンやウラジロ、サカキやマツなどの飾り付けは傷まないよう12月20日から出荷前日の26日までに仕上げる。そのため、夫婦で早朝から深夜まで飾り付け作業に追われるという。
 しめ飾りは、しめ縄が厄や災いを祓う結界の意味を持ち、飾りは良い年を迎えるための様々な願いを意味している。荒木さんはその思いを大切に、丁寧な製作に努めている。
 出荷が終わると、個別に依頼されたものは自らが飾りつけに廻る。「飾り終え、喜ぶ顔を見るとほっとします」と満面の笑みを見せる。

 しめ飾りの作業が終わると、妻・静香さんは息子たち家族を含めた3軒分お節作りが1年で一番好きな時間という。
 「今年もお節どろぼうが来るのよ」と大笑いする荒木家のお正月は、空のお重を持ち寄りお節を詰める31日が一番の大賑わいとなる。


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