農業共済新聞の紹介

今週の近畿版

2018年10月4週号

父の背中に追いつけ追い越せ

坪倉 和夢さん 京丹後市

坪倉さん

「将来は栽培が難しい地元特産の琴引メロンに挑戦してみたい」と知夢さん

 京丹後市の坪倉和夢(かずむ)さん(20歳)は「父のように作物を一番に考えられる農家になりたい」と、今年、実家に就農した。現在ハウス5棟を任され、ネット系メロンとその裏作としてトマトの栽培に励む。
 ハウスで栽培するトマトの品種は「りんか409」「桃太郎ヨーク」「麗月」。収穫は朝6時から始まり、午後は生育状況の確認をする。「毎日が失敗の連続」と、周囲からアドバイスをもらいながら、悪戦苦闘している。
 今年の夏は猛暑の影響でハウス内が高温になり、トマトの裂皮・劣果が発生。こまめな換気や天井に遮光ネットを使用するなど日差しを和らげ、生育に支障がでないよう温度管理に苦労した。
 子どものころから農業が好きで父を手伝い、高校卒業後はタキイ研究農場付属園芸専門学校へ進学した。2年間の研修では今の栽培の基礎を学べたという。
 「父は台風の時もぎりぎりまでハウスを開けて換気に気を使います。出入り口の点検やバンドの固定などをしっかり行い、台風が過ぎるとすぐにハウスの状況を見回ります」と作物を大切に育てる父親を尊敬する。
 トマトの収穫は12月まで続き、1月からメロンの播種の準備が始まる。「2年目は収量増と、安定した栽培を目指したい」と意欲的だ。
 水稲5ヘクタール、ハウス22棟でユリとメロンを栽培する父・吉男さん(45歳)は「同じ農業者として、作ること、売ることに対してお互いに相談しながらやっていきたい」とエールを送る。


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