農業共済新聞の紹介

今週の近畿版

2018年7月3週号

農の担い手たち トマト栽培を究める

癘 正さん 京都府立農業大学校

 農業の担い手を養成する機関として、全国各地に農業大学校が設置されている。就農を志す人や経営の発展を目指す人が、農業においての経営感覚を身に付け、農業技術を習得すべく、日々学ぶ場だ。在校生は研究や実習を通して将来の設計図を描き、卒業生は自立した農業経営にまい進している。

癘さん

トマトの芽かき作業と誘引作業を淡々と行う癘さん

 「父が苦手としていたトマトの栽培技術を身に付けたい」と話す癘正(すぎのただし)さん(26歳)は、京都府立農業大学校で野菜経営コースを専攻している。
 プロジェクトで、中玉の「パルト」、大玉の「CF桃太郎ファイト」「華美」の品種比較に取り組む癘さん。「トマトの台木がネズミに食べられ、生育が遅れてしまった。収穫時期がそろわないと品種比較にならない」と不安もあるが、「農業実習などで栽培管理が途切れないよう、継続して栽培したい」と熱心で冷静、真面目な性格だ。
 癘さんは、農業を継いでほしいという祖父母の思いを受け、農業の道を歩もうと思い始めた。大学卒業後は農業関連企業への就職も考えたが、母親が野菜販売で「ありがとう」や「おいしかった」と言われる光景を目にし、「やっぱり自分が農業をしよう」と就農を決意したという。
 「卒業後は別の農家で2年くらい研修を受けたい」と、農家や農業法人とのマッチング会に積極的に参加。将来は「農地をフル活用したもうかる経営を目指したいです」と目標を強く持つ。


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